大学院研究室案内

医学系研究科健康社会医学専攻健康増進医学講座

健康・スポーツ医学 研究室ホームページ

小池 晃彦 教授 KOIKE, Teruhiko
臨床医学の専門分野は、高齢者医療および総合内科であり、プライマリーケア、特に予防医療への貢献を目指したいと考えている。加齢や現代社会の生活習慣が影響する身体ならびに認知機能低下の予防につながる運動および栄養療法を明らかにするため、臨床基礎研究の両面からアプローチしている。
坂野 僚一  准教授 BANNO, Ryoichi
肥満症の研究をしています。肥満症はパンデミックレベルで増加している慢性疾患で、2型糖尿病、脂質異常症や動脈硬化などの生活習慣病をきたす原因です。肥満症の発症機序は未だ不明な点が多いのですが、普段摂取している食事内容と日常の身体活動がどのように肥満症の形成に至るのか分子生物学を用いて解明を試みています。また、肥満症改善の一案として基礎代謝に着目した臨床研究も行っています。
健康栄養医学 研究室ホームページ 医学部健康栄養医学のページ

石黒 洋 教授 ISHIGURO, Hiroshi
粘膜上皮の保湿とアルカリ化は、生体防御と消化吸収に必須です。小動物の膵臓の導管を使い、管腔を人工膵液で灌流して生体内の環境を再現した状態で、アルカリ(重炭酸イオン)分泌のメカニズムを研究しています。細胞内外の微小空間の各種イオン濃度の変化をモニターすることにより、細胞レベルで重炭酸イオンと水の輸送を測定することができます。
山本 明子 准教授 YAMAMOTO, Akiko
細胞レベルでの膵液分泌機構の研究を行っています。 また、細胞膜の受容体であるG蛋白質共役型受容体(G-protein coupled receptor)の一つであるGPR40のリガンドが脂肪酸であることがわかり、研究されています。我々は、腸管内分泌細胞の培養細胞を用いて、脂肪酸の研究も行っています。

研究室メンバーと(右から2人目)
精神健康医学
精神医学の臨床的研究を通して医学博士号の取得を目指す。研究指導は、古橋准教授、長島助教らとグループで行う。

小川 豊昭 教授 OGAWA, Toyoaki
精神分析学、精神病理学を専門とする。現在執筆中の研究テーマとしては、「中年期危機の精神分析的治療――ナルシシズムとの戦いと現実への着地――」「うつ病の精神分析療法」「全体状況としての転移――その三つの形式――」「here and now:こことはどこか、今とはいつか」「性同一性障害の精神分析とその限界」「スキゾイドの精神分析――意味と無意味 ――」などがある。
精神分析的精神医学会第5回大会を名古屋大学で主催した。また同学会第9回大会は、2011年3月名古屋大学で行われる予定。
古橋 忠晃 准教授 FURUHASHI, Tadaaki
普段は学生相談総合センター・メンタルヘルス部門で学生診療をしています。精神健康医学においては、いくつかの研究テーマを、一部は大院生の方とご一緒に進めています。専門は精神病理学・精神分析学です。総合大学で仕事ができるという利点を生かして、時には精神医学を離れて考えることも必要だと思っています。
長島 渉 助教 NAGASHIMA, Wataru
興味ある分野はコンサルテーション・リエゾン精神医学です。身体疾患を持つ患者の精神医学的な問題を依頼され扱うことが多いですが、実際には患者だけではなく患者-家族の問題、患者-医療者の問題にも介入する分野でもあります。私は主に緩和ケア・サイコオンコロジー、口腔心身症について身体科(内科や外科、歯科医師など)の医師と連携して臨床や研究活動を行ってます。このような領域で学んだことは病院外となる本学の活動でも共通することが多く、本学の業務である学生相談や職員相談でもお役にたてるのではないかと思っております。
健康運動科学 健康運動科学のホームページ
石田 浩司 教授 ISHIDA, Koji
私の主たる研究テーマは「運動時の呼吸・循環応答」です。運動を開始すると人間は素早く正確に呼吸・循環機能を高めて身体を運動に適した状態に適応させますが、我々の研究室では様々なグループ・条件による運動時の呼吸・循環応答の違いや、そのメカニズムについて研究しています。
また、健康関連商品(酸素水、食物繊維等)の効果やダイエットについて、さらに継続していたトレーニングを受験などの理由で中断する「トレーニング中止」またはその典型例である「不活動」による身体諸機能の変化についても研究を進めています。
関連ウェブサイト
片山 敬章 准教授 KATAYAMA, Keisho
ヒトは運動などの様々な環境変化に対応することができます。これは生理学的な調節機構が存在するためです。また、この調節機構は身体トレーニングによっても変化することが知られています。本研究室では、運動生理学グループの先生方との共同研究により、運動時の呼吸循環調節機構や、持久的トレーニング、低酸素環境、不活動などに対する呼吸循環系の適応の解明に取り組んでいます。
糖尿病運動機能代謝学寄附研究部門講座 
楠 正隆 教授 KUSUNOKI, Masataka
近年糖尿病領域においては新薬が続々と開発され、その治療に大きく貢献している。 一方でほとんどの薬剤が外国で開発され、日本人における臨床データは少なく日本における臨床研究の発展が嘱望されている。 又、糖尿病治療における食事療法に伴う腸内細菌叢の変化や、行動変容による運動療法の強化等の基本的事項を投薬に組み合わせた総合的治療への取り組みも、携帯電話・携帯活動記録計を用いて実現段階になっている。この様な実際の治療薬・治療器具に最先端の運動感受性に対する遺伝子多型・SNIPの解析データを加えて、個々の症例におけるオーダーメイド治療等を目指し、臨床研究を行うため糖尿病運動機能代謝学寄附研究部門が新設されました。
夏目 有紀枝 助教 NATSUME, Yukie
栄養学を専門としており、最近は臨床での食事調査に基づき、新しい糖尿病薬の効果をより活かせる栄養療法について検討しています。生活習慣病対策において、日々の食事の楽しみを維持しながら、負担が少なく、継続しやすく、多様なライフスタイルにもフレキシブルに応用できる栄養学的介入の確立を目指して研究に取り組んでいます。

教育発達科学研究科教育科学専攻生涯スポーツ科学講座

生涯体力科学
生涯にわたる身体活動と体力の役割を探る
人の一生における様々な身体活動に注目しながら、身体運動と体力・健康に関する諸問題について実践的研究を進めています。

蛭田  秀一 教授 HIRUTA, Shuichi
スポーツや労働を含む生活諸活動における身体運動の力学的・生理学的分析をとおして、個人の属性や環境の違いを考慮した生活の量的質的向上のための条件を探究しています。

エアロバイクによる体力測定
健康運動科学
健康増進のための体力科学および運動指導法に関する調査・研究と各種プログラム開発および地域ネットワークの構築を進めています。

田中 憲子 准教授 TANAKA, Noriko
身体活動や運動が健康の維持・増進に及ぼす効果について、主に身体組成の観点から研究しています。核磁気共鳴画像法、生体電気インピーダンス法、Bモード超音波法などを用いて、骨格筋、皮下脂肪、内臓脂肪の分布を詳細に分析し、それらの加齢変化や性差と身体活動・運動の量との関連について検討を進めています。

スポーツマネジメント

佐々木 康 教授 SASAKI, Koh
競技の戦略構造を探るースポーツマネジメント
国際競技力向上という視点から主に集団球技の戦略・組織を調べています。競技は独自の戦術・技術のせめぎあいから相対的な優位性を獲得しようとして形成されています。時間軸や空間軸等で現象を捉えなおし、基底にある戦略構造を明らかにすることでスポーツの奥底に在る興味深い「ヒト」の可能性を探ってゆきます。

スポーツ生理学

秋間 広 教授 AKIMA, Hiroshi
活動量の増加(身体トレーニングなど)や活動量の減少(宇宙飛行、ベッド安静、手術による不活動など)がヒト骨格筋の機能と形態に及ぼす影響について研究しています。また,表面筋電図を使った新しい測定法の開発を進めるとともに、現在、超音波エコーを使った筋内脂肪の評価に新たに取り組もうとしています。国内的にはもちろんですが、国際的に評価されるような研究および人材育成を心掛けています。
スポーツバイオメカニクス

水野 貴正 准教授 MIZUNO, Takamasa
筋腱の機械的特性の評価、中枢刺激によるNeuromodulation、運動の動作解析などに取り組んでいます。現在の研究テーマは大きく4つあります。@各種ストレッチングの効果、A大脳皮質と運動との関係、B筋力トレーニングの動作解析、Cコンディショニング。本研究室では力学的、生理学的手法を用いてこれらの解明に取り組み、現場に還元することのできる情報を発信したいと考えています。


教育発達科学研究科心理発達科学専攻スポーツ行動科学講座

スポーツ心理学

竹之内 隆志 教授 TAKENOUCHI, Takashi
スポーツにおける心理臨床的課題を探る -臨床スポーツ心理学-
運動やスポーツが心の発達や人格形成にどのような影響を与えるのかといったことを主な研究テーマとしながら、運動やスポーツにおける心理臨床的課題について検討しています。また、スポーツ選手のカウンセリングにも興味があり、試合で実力が発揮できない、チームメイトや指導者との関係がうまくいかない、やる気がでない、バーンアウトしてしまいそう、などといった悩みをもつスポーツ選手の心理相談も行っています。
運動学習科学

山本 裕ニ 教授 YAMAMOTO, Yuji
複雑に見える運動技能を身につけるために、どういった練習方法を取り入ればよいかを、身体運動の原理を含めて考えています。私たちの身体は賢いのです。ある環境におかれると自然にその環境に適応するような動き方を身につけることができます。そこがロボットの動きと違うところです。頭で考えるよりも、賢い身体が自然に動いてしまう新しい練習方法や練習環境をデザインし、私たちの身体の動きの可能性を追求していきます。
横山 慶子 講師 YOKOYAMA, Keiko
スポーツは、高度に洗練されたヒトの振る舞いが観察できます。私は、サッカーなどの集団スポーツを題材に、ヒト集団の組織的な動きに潜む仕組みとは何か、集団の組織性を引き出す学習環境をどのようにデザインすべきか、といった問題に取り組んでいます。そのために、複数のプレイヤーの動きをビデオカメラやモーションキャプチャシステムで計測し、個人の動きの時空間情報をもとに集団の動きの仕組みを解析的に検証する方法と、数理モデルを構築して集団の動きを再現する方法を用いて研究を進めています。また現在は、スポーツメーカーと共同で、連携スキルを学習するための練習道具の開発にも着手しています。